温泉の基礎知識 [近所の温泉巡り]
《足元湧出源泉かけ流し》
地中から湧出する源泉地点の真上に浴槽を設置するという、究極の温泉スタイル。
大気(空気)に触れることで起こる成分・性質変化の無い、新鮮無垢な源泉に身を包める最高の贅沢。
地形・泉質・湯温・湯量などの条件を奇跡的にクリアしないと成立しないので、
全国に数えるほどしか存在しない。
参照 → 千原温泉・千原湯谷湯治場
《源泉かけ流し》
湧出した源泉を浴槽にそそぎ入れ、絶えず流されるスタイル。
湯量・湯温に応じて(比例して)浴槽の大きさが決定される。
湧出地点からの距離が遠いと、大気(空気)に触れた温泉成分の成分・性質変化が進んでしまう
(鉄分の酸化、炭酸の消失など)ので、近ければ近いほど好ましい。
源泉温度が高温であった場合、巨大な露天風呂を作って大気中へ自然放熱させたり、
熱交換器によって物理的に湯温を下げたりする方法がとられる。
《加温》
湧出した源泉が低温であった場合、薪、ボイラー、ヒーターなどで加温する必要がある。
そのため、湯の成分・性質変化が起こりうる。
《加水》
源泉湯温が高温であったり、湯量が少ない場合などに、一般水を混入することがある。
当然、湯の成分を薄めてしまうので好ましくない。
《循環・濾過・塩素》
源泉の湯量に見合わない浴槽を設置してしまうと、湯切れが起こる。
そこで、排水されるべき排湯を回収し、汚れ(頭髪、垢、フケなど)を源泉成分もろとも濾過し、
再び浴槽へと返すシステム。
濾過網などの定期清掃を怠るとレジオネラ菌繁殖の原因となるので、
塩素剤による殺菌措置を併用することが多い。
このシステムに加水・加温が加わると、もはや温泉とは呼べない代物となる。
(そんなのでも、法的には温泉と呼ばれる。)
地中から湧出する源泉地点の真上に浴槽を設置するという、究極の温泉スタイル。
大気(空気)に触れることで起こる成分・性質変化の無い、新鮮無垢な源泉に身を包める最高の贅沢。
地形・泉質・湯温・湯量などの条件を奇跡的にクリアしないと成立しないので、
全国に数えるほどしか存在しない。
参照 → 千原温泉・千原湯谷湯治場
《源泉かけ流し》
湧出した源泉を浴槽にそそぎ入れ、絶えず流されるスタイル。
湯量・湯温に応じて(比例して)浴槽の大きさが決定される。
湧出地点からの距離が遠いと、大気(空気)に触れた温泉成分の成分・性質変化が進んでしまう
(鉄分の酸化、炭酸の消失など)ので、近ければ近いほど好ましい。
源泉温度が高温であった場合、巨大な露天風呂を作って大気中へ自然放熱させたり、
熱交換器によって物理的に湯温を下げたりする方法がとられる。
《加温》
湧出した源泉が低温であった場合、薪、ボイラー、ヒーターなどで加温する必要がある。
そのため、湯の成分・性質変化が起こりうる。
《加水》
源泉湯温が高温であったり、湯量が少ない場合などに、一般水を混入することがある。
当然、湯の成分を薄めてしまうので好ましくない。
《循環・濾過・塩素》
源泉の湯量に見合わない浴槽を設置してしまうと、湯切れが起こる。
そこで、排水されるべき排湯を回収し、汚れ(頭髪、垢、フケなど)を源泉成分もろとも濾過し、
再び浴槽へと返すシステム。
濾過網などの定期清掃を怠るとレジオネラ菌繁殖の原因となるので、
塩素剤による殺菌措置を併用することが多い。
このシステムに加水・加温が加わると、もはや温泉とは呼べない代物となる。
(そんなのでも、法的には温泉と呼ばれる。)
日本では掘れば温泉が出るなんていわれてますけど、濃いーやつは少ないんでしょうね。やっぱり濃けりゃイイってことなんでしょうかね??
by (2006-11-19 08:04)
「たぶんこういうことだよなー」うっすら思ってたことも
こうして文字にしていただけるとホント、わかりやす〜い☆
by itokaz (2006-11-19 10:22)
お勉強になりました☆
by (2006-11-19 13:00)
MINIPOLO さん
温泉の成分が薄い・濃いっていうのは、湯の個性ですので、それで良し悪しを測るべきではないと思います。毎日入るなら成分薄目の方が良いでしょうし、病状に合わせて湯治として濃目を好むこともあるでしょう。
ここで問題としたいのは、そういう天然そのままの成分に、必要以上の手を加えてしまっているという現状と、そうした事実を知らないで温泉を楽しんでいる一般庶民の在り方です。
by mine (2006-11-19 17:03)
drole さん
それはそれは光栄です。
いつもは写真のこと、文字で説明していただいて感謝しております。
by mine (2006-11-19 17:05)
lotus☆ さん
たまには良いこと書くよう、一応の努力はしております。
by mine (2006-11-19 17:07)
別府も湯布院も近くにありますよ。
遊びにおいでw
by HummingBird (2006-11-19 18:21)
PhotoManiacs さん
もう何度か行ってますからねぇ、湯布院&別府には。
遠くの有名温泉より、まずは足元を固めてからって感じにしたいな、と。
フォトマニのダンナには、もちろん会いたいと思っておりますよ。
by mine (2006-11-19 18:37)
別府と湯布院の近くには私も存在しております。
そこまで考えて温泉に入ったことありません。
まさにそうした事実を知らない一人でした。
あぁ、でも今はそんな贅沢言えません。
浴槽に浸かりたい(T-T)
どうやって見分ければいいんですか?
by かく (2006-11-19 21:15)
かく さん
温泉には、循環や加温、加水を行っているかどうかの表記義務があるので、掲げてある成分表を見ればある程度わかります。ただしそれでも、一つの施設に複数の浴槽があると、どれがどれだかわかりません。
そうなると、自分の感覚を鍛えていくしかありません。
見る、匂う、舐める、触れるは特に大事。聴く、というのも意外と大事で、ボイラー音がしているかどうかで加温の有無がわかります。
ネットにも情報はあふれているけど、自分の感覚を養いたい。
by mine (2006-11-20 05:12)
こんなシステムになっているのですね。
よく源泉たれ流しって間違えちゃうのもこれで無くなります♪
by (2006-11-20 17:52)
mochi さん
お客さんを大量導入しようとして、温泉が妙なことになっちゃったわけです。
源泉たれ流しならずいぶんマシで、源泉つかい廻しですから。
by mine (2006-11-20 19:17)
温泉と言えば何でも良い訳ではないのですね。
by 小野寺榮一 (2006-12-01 12:54)
eiichiBOX さん
善良な市民を騙す不届きな温泉もありますから、ご注意を。
by mine (2006-12-01 18:11)