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小屋原温泉・熊谷旅館/大田市三瓶町 [近所の温泉巡り]

<2006年6月>

三瓶山近郊には三瓶温泉のほかに、小屋原温泉があるらしい。
地元でも行ったことのある者は少なく、その存在すら知らない者も多い。
そんなわけで、さっそく突撃してみた。




ただでさえ田舎だというのに、その山中奥深いところに一軒だけポツリ。
「人里離れた・・・・」とはまさにココのことだ。

驚いたことに、男湯・女湯なんていうものがない。
4つの浴場(脱衣室+浴室)に仕切られていて、それぞれが貸切となる。
すなわち、同時に4グループしか入れない仕組み。
そういうわけで、1回1時間と言う時間制限が設けてあるわけね。



浴室内は歴史を感じさせる木製風呂、ところどころが欠けていて歴史が漂う。
(後で知ったが、1~3室目まではコンクリート製)
湯の花が年輪のようにびっしりとこびりついていた。
もちろん完全なる源泉掛け流し。
湯温はぬるめなので子供もゆっくり入れる。

なんとこの温泉は炭酸泉で、体に気泡がくっつくとのこと。
しかし、何の変化も現れない。
源泉の調子が悪いのか?と思っていたら、そのうちに小さい気泡がつきだした。
一番目と二番目の部屋の中間どころから源泉が湧いているので、どうやら二番目の部屋が狙い目のようだ。
そんなこと知らないから、四番目の部屋に入ったんだよね。



炭酸泉というのは湯温が低いのが特徴らしく、源泉を長距離引いてしまうと湯温はどんどん下がる。
そこで、源泉の真上に浴室を作っているそうだ。
加温せずに源泉そのままを味わえる醍醐味、天晴なり!
蛇口をひねると湯が出るが、温泉水ではなさそうだ。
冬場はともかく、これからの季節は使用を控えるべし。

ほんと、とんでもない温泉旅館です。
「お客さんがどっと押し寄せると、湯治場としては不十分」なので、宣伝活動は極力しないというポリシーは見事。
この日も、他県ナンバーの車が二台やってきてました。
宿泊付きでここへ来る人は、かなりの温泉マニアだと思って間違いない。




小屋原温泉・熊谷旅館
島根県大田市三瓶町

泉質 : 含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
泉温 : 38度





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コメント 4

秀太

4番目の木の浴槽が一番情緒がありますね♪
源泉から離れているせいか少し白濁してますね

アワアワが一番感じられるのが3番目みたいです。
注ぎ込まれる源泉が多と比べて多いためかと思われます。

2番目がこじんまりしていて私はお気に入りです(*^_^*)

源泉が湧いている場所は2~3番目間とか・1~2番目間とか聞きますがたいして変わりないかと思います。
四ヶ所とも湯口に指を入れると、気泡が無数につきますよん♪

実は阪神間も炭酸泉の宝庫なんですが、中でも神戸市灘区の「おとめ塚温泉」は、泉温が40度以上あり、高温泉に分類されるのに、浸かると体中無数の気泡が体を包みます。ここは公衆浴場なんで380円で何時間でも入れちゃいます。

是非関西にお越しの際は、都市型温泉銭湯をお楽しみ下さい(^o^)
by 秀太 (2006-06-17 13:29) 

mine

じゃあ次回は三番目をねらってみます。
うちの坊主共、体に気泡がくつつくのが楽しいようです。
しかし、ああいう濁った湯に顔をつけるのは抵抗があるようで、泳ぐことなくおとなしく浸かっておりました。
by mine (2006-06-17 20:08) 

秀太

これからどんどん暑くなるとさらに炭酸の活動が
良くなるみたいです。
くれぐれも喚起だけは忘れずに(*^_^*)
by 秀太 (2006-06-21 16:47) 

mine

喚起→換気
なるほど。
夏の三瓶で汗かいて遊んで、ぬるめの小屋原で汗を流す。
そんな贅沢させていただきます。
by mine (2006-06-21 18:25) 

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